動画で説明を追加しておきます。文章が読むのが大変かな?と思ったからです。今回は、僕自身が解説していきます。下手な解説で申し訳ありませんが、出来るだけ「親目線」で解説していきたいと思いますので、宜しくお願いします。動画を見ながら、もしくは音声を流しながらblog内容を読むことで、親としての考えを補足的に加えた解説を聞くことが出来ると思います。
注意欠陥多動性障害について
ADHD、つまり注意欠陥多動性障害は、子どもから大人まで多くの人に影響を与える発達障害です。集中力や衝動のコントロール、そして多動性に問題が出ることがあります。 さっそく、ADHDについて見てみましょう
ADHDの特徴について
不注意優勢型: 不注意が主な症状 集中が苦手で、不注意が目立つタイプ
多動・衝動優勢型: 多動性と衝動的な行動が目立つタイプ
混合型: その両方の症状が見られる
ADHDの主な症状
不注意的な特徴
- 仕事や学業で集中が続かない
- 忘れ物が多い、必要なものをしばしばなくす
- 指示に従うのが難しい
多動性の特徴
- じっとしていられない
- そわそわするいつも動き回っている感じ
- 静かに遊んだり活動したりすることが難しい
衝動性の特徴
- 相手の話を遮ってしまう
- 自分の番を待てない
- 衝動的に行動してしまう
ADHDが日常に与える影響
ADHDを持つ人は、指示をうまく聞けなかったり、整理整頓が苦手だったり、エネルギーをコントロールするのが難しい場合があります。これにより、学校や職場、さらには人間関係に影響を及ぼすこともあります
親の心配点
- 友達が出来るか?
- 学校の授業を落ち着いて聞いていけるか
- 一方的に友達に話しかけたり、順番が守れないことで、友達や先生に嫌われないか?
- 走り回って、事故にあわないか?
- 忘れ物が多くなって、いつも注意ばかり受けて寂しい思いをしないか?
ADHDの対策について
ADHDを理解し、ルーチンを作ったり、整理整頓のツールを活用したりすることで、日常生活がスムーズになります。子どもには親トレーニングが効果的です。また、専門家のサポートや薬物治療も選択肢の一つです。
1. 生活習慣や環境の工夫
- ルーチンを作る: 毎日のスケジュールを決め、同じ時間に活動を行うことで、予測可能な環境を作り出します。特に子どもには、安定したルーチンが有効です。
- 整理整頓のサポート: 物の置き場所を決めるなど、整理整頓を簡単にする仕組みを作ることが大事です。チェックリストやカレンダーを使うと、タスクを忘れずに実行できます。
- 注意を引く要因を減らす: 静かな環境や集中しやすい場所を確保し、不要な刺激を減らす工夫をすることが重要です。
2. 行動療法やカウンセリング
- 行動療法: ADHDの症状に対して、正しい行動を教えるプログラムです。たとえば、子どもが特定の課題に集中する練習や、衝動を抑える方法を学ぶためのサポートが行われます。
- 親トレーニング(ペアレント トレーニング): 親がADHDの子どもを理解し、適切に対応するためのトレーニングです。子どもとのコミュニケーションの方法や、ポジティブな行動を促す技術を学びます。個別性を考えたお子様だけの計画的な療育を考えていくことが出来ます。ABA法なども、その一つです。
3. 薬物療法
- ADHDの症状を抑えるために、医師によって処方される薬があります。注意力や集中力を向上させる効果があります。薬は必ず医師の指導のもとで使用します。
4. 支援や学校での対応
- 教育のサポート: ADHDの子どもに対して、学校で特別な配慮を行うことが可能です。たとえば、テスト時間の延長や、集中しやすい席に座らせるなどの対策です。
- 相談機関の利用: 発達障害に詳しいカウンセラーや医療機関に相談し、子どもや大人に合ったサポートを受けることが重要です。
5. ソーシャルスキルトレーニング(SST)
- ADHDを持つ人は、人間関係の構築が難しい場合があります。ソーシャルスキルトレーニングでは、コミュニケーションや対人スキルを学び、周囲との関係を円滑にする方法を習得します。
理解と支援
ADHDの人々が社会でより良い生活を送るためには、周囲の理解と支援が不可欠です。教育機関、職場、地域社会が協力し、個々のニーズに応じた支援を提供することが重要です。ADHDに関する知識を広め、偏見をなくすために、理解と共感を持って接することで、ADHD(注意欠陥多動性障害)の人々がより良い社会生活を送る手助けをしましょう。
まとめ
中学生くらいになると落ち着く子が多いように思います。落ちついた時に初めて、自己肯定感がある中で自分のアイデンティティーを持ちながら、成長が見込める時もあります。ご家族には、長い目線をもって、忍耐強くお子様に向き合ってほしいなと思います。それまでは、色々なスキルを使って、適切な生活や活動が出来るようにサポートしてあげてほしいです。つらい時、大変な時もあるかもしれませんが、「永遠に続くことではない」と思いながら、お子さんの自己肯定感が下がらないように支援してあげて下さい。
普段から注意されることが多い発達障害の子です。
親が味方になって、理解を示していくだけでも、自分に対する自信を持てることもあるのです。ADHDだからといって、子供の未来を悲観する必要はないのです。
※知的障害が伴わない注意欠陥多動性障害の場合は、「学力にも目を背けずに」と僕は思います。落ち着いて勉強というのは難しいかもしれませんが、それでも、落ち着いた時に…「ふと自分の学力を見たら、色々なことを諦めなきゃいけない」となるのは悲しいと思うからです。基本的な学力の習得はとても大切だと僕は思います。中学生になり、落ち着いた時には挽回!ということが出来るかもしれません。不登校児も一緒です。ただし、無理強いや、親子関係を崩してまで目指すものではないと思います。
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