自閉スペクトラム症の新モデルマウスを作製 理研など、症状理解や治療法開発へ期待(Science Portal) – Yahoo!ニュース
上記のリンクの記事を少し分かりやすく解説できたらな…と思います。
Yahoo!newsの分かりやすい要約
理化学研究所(理研)や順天堂大学、東京大学の共同研究グループがASDにおける改善が見込める研究・開発しているとのこと。
①まずは、自閉スペクトラム症(ASD)に関係する新しいマウスを作った。(※実験では、この新しいマウスが他のマウスに興味を持たず、柔軟性のある行動が見られなかったことが分かった)
②このマウスの実験で、ASDの特徴的な行動の一部が薬で改善されることが分かった。(※特定の薬を与えると、一部のASDの行動が改善された。この研究は、ASDや他の精神疾患の治療に新しいアプローチを提供する可能性がある)
このニュースの中に出てくる言葉(難解なので分かりやすく)
KMT2C遺伝子
①細胞内でDNAの修復や発現の制御などの役割を担っている。
②特に、KMT2C遺伝子の変異は、自閉スペクトラム症(ASD)などの神経発達障害と関連が指摘されている。
③研究では、この遺伝子に関する異常がASDの症状や行動特性に影響を与える可能性が示唆されている。
ヒストン脱メチル化酵素(LSD1)
①ヒストン脱メチル化酵素(LSD1)は、細胞の中で働く特別なタンパク質の一種
②DNAが正常に機能するためには、ヒストンについている「メチル」という物質を取り除く必要がある。「メチルは悪者!さあ、取ろう!」くらいに思っておけば良いみたい(笑)LSD1は、このメチルを取り除く仕事をしてくれるもの。
③悪者のメチルを取り除くと…、DNAは正しく読み取られて、細胞が正常に動作することができる。(つまり、ASDの改善になる!)
バフィデムスタット
①バフィデムスタットは、特定の薬の名前
②バフィデムスタットがタンパク質をブロックすることで、細胞の中で行われる化学反応が変わる。
③ASDの研究では、この薬がASDに関係する特定の行動や特性に影響を与えるかもしれないと考えられている
まとめ
簡単にさくっとまとめましたが、「ネズミでの研究段階で、ASDの薬の研究が上手くいっていて、今後に期待!」ということなんでしょう。完全なる治療薬や改善薬はなかなか実用化までは道のりが長いですよね。
それでも、本当に改善が期待できるのならば、息子のために、心待ちにしたいと思います。