日曜日…笑顔の時間の追求

初心者的発達障害 学習帳

日曜日のサークルを開催しました

みなさんは、どんな感じで過ごしていますか?

結論からお伝えすると、実は、僕はあるサークル(小団体)を作ることにしたんです。うちの子って中学3年生になるんですが、本当に集団が苦手なんですね。そして、放デイも、もう中学生になってきたので僕自身はほどほどで良いかな?って思ってきたんですが、本人は「行きたくないけれど、家ではつまんない」みたいな状況になっていました。親はその姿を見るのは辛いですし、だからと言って、公園とかに行っても遊具で遊べるほどの体ではないし、友達とも上手く遊べない。ずっと、そういうつまらない時間が多かったかな?と思って悲しくなって、放デイにも普段から行けないわけだし、「だったら、自分で、息子や娘が遊べる環境を作ってやろう!」って思ったんです。

それで、皆さんにも、日曜日の過ごし方を考えるきっかけになって貰えたら嬉しいなと思いました。各個人個人のご家庭での過ごし方があって然りだと思います。だって、うちの子とは違う特性の子の方が圧倒的に多いと思うので。でも、少しでも参考になって頂けたらと思います。

日曜日に感じる「遊び辛さ」について

日曜日になると、お子さんともっとも触れ合える、見つめあえる、思いっきり遊べる…そんな時間はとても重要な時間ですよね。でも、そんな中でも、「遊び辛さ」が先行してしまう時もあります。その点の大変さの理由について、少し書いてみたいと思います

「子どもと遊ぶ時の大変さ」

①公園に遊びに連れていくけれど、繋いだ手が離せない

 公園では色々な子が遊んでいます。自分の子供の知的レベルは7歳程度。でも、公園で遊具で遊ぶ年齢には見られない。体は中学生なんですから。そんなこともあると思います。また、遊具の遊び方が適切でない(例えば、滑り台の逆走とか)があると、やはり手が離せません。また、ADHD(注意欠陥多動性障害)だと、どこに行ってしまうかも心配で、やはり手が離せません。手を繋ぐって良いことのように自分も思いますが、手を放して自由に遊ばせたいって思ってしまいます

②人目を気にして早く切り上げてしまったり、諦めてしまう

 公園内でパニックになったりして、大騒ぎ。他の子の目だけでなく、そこにいる大人たちの視線も苦しくなってしまい、素直に「子どもの遊びに集中できない」時もあるかもしれません。もっと子供を遊ばせたいと思っても、すぐに帰宅してしまったりするのは切ないものです。また、それを恐れて、引っ込み思案になってしまう時もあるでしょう。公園等に行く前から、「今日はやめておこう…」と悪い想像だけで出かけることを諦めてしまったりもあるかもしれません。また、遊びたいものがあっても、それを親から制御してしまうこともあると思います。「何かを我慢させてしまっている感覚」も素直に「子どもの笑顔を見ることの弊害」になっているように思えます。

③比較何て必要ないのに、比較してしまう自分がいる

理屈では「比較する必要はない」と分かっているのに、「どうしても比較してしまう」のも親心だと思います。他の子がより高度の遊びをしていると、それが出来ない自分の子供を感じて、寂しい気持ちになってしまう時もあります。だから、健常児ママのお友達とかと少しずつ距離をとってしまいます。それ自体は、仕方のないことだと思います。うちの妻を見ていても、それを無理に繋げておく必要はないのかな?と僕は思います。何かに無理した関係よりも、自分にとって楽なつながりを大切にして欲しいと思っているからです。

④平日も家にいるし、親と過ごせる日曜日なのにYouTubeばかりみて退屈そうな息子

退屈そうな息子を見ていて何とかしたいと思うけれど、遊ぶ場所を探せないし、探して誘っても断られる。どこにいても、YouTubeをみていて、それ以外は興味をしめさない。結果、本人は、それで良いような感じであるものの、実際にはそうではなくて、本当に不健康な生活が継続してしまっている状態になっている。そんなご家庭も日曜日の過ごし方を考えるのは結構に大変ですよね。

⑤保護者のストレス解消も出来ない

 実は、これは大きな問題だと思っています。日曜日ということだけではないですが、ママには気晴らしが大切だと思いますが、実際には「こどもを留守番させられない」のが障害児のパパママなのです。だから、友達から「お茶しよう。悩みを聞くよ」とか言われても、「子どもを置いて出かけるなんて想像もできない」のです。断る理由を色々迷いながら考え伝えることもしばしばだと思うのです。そして、「大丈夫だよ。子供も連れてきてよ」と言われても、それさえも苦しく感じる時もあるし、ましてや、そこで上手く遊べなかったりすると、もう二度と一緒に遊べなくなってしまうこともあります。そんなストレスを感じながらだから、子供と充実感をもって日曜日を過ごすことも親自身の精神的な面で難しい時もあるのです。

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子供の見守りが心配な方に…。

 

日曜日の遊び方の一つの解消法について

「①公園に遊びに連れていくけれど、繋いだ手が離せない」の解消法

人気のない公園やどこかの体育館を借りる。安全面が確保されている所、例えば、仕切り(塀に囲まれている所)がベストだと思います。滑り台がないとか色んな所もありますが、その中での遊び方を親が考えだして遊ばせてあげるのが良いと思います。「遊具がないとダメ」と刷り込み気味に考えてしまうのではなくて、もっと柔らかく考えて、親子の時間を大切にできるような工夫のある遊びを考えてチャレンジしてみるのも良いと思っています。親子の大切な時間の中で、子供がフリーダムに遊べる環境がベストだと思います。

「②人目を気にして早く切り上げてしまったり、諦めてしまう」の解消法

①の解消法とほぼ一緒ですが、誰かを気にせずということでは、家族だけで遊べる場所を確保するのが一番だと思います。色々な体験ということを念頭においてしまいがちですが、そうでなくて、「親子で一緒に取り組める時間(親子で心底楽しんで過ごした時間」って子供にとっては「新たな体験」よりも大切なんじゃないかなと思う時があります。「親亡き後」に残るのは、「親子で過ごした楽しい時間」がエネルギーになって、蓄えとして、その後の人生をよりよくするのだと僕は信じています。また、相互理解ができる「発達障害のパパママで集い」も良いと思います。

「③比較何て必要ないのに、比較してしまう自分がいる」の解消法

これも無駄な心理だと僕は思うのです。比較なんてしていたら、「本気でわが子を笑顔にする」という最大のテーマに集中できないことになります。「自分の子だけを真剣に覗き込むように、この瞬間だけは」とそんな風に思える時間を一日のうちで30分でも良いので持つべきだと僕は思うのです。比較をしないためには、比較対象を視野に入れない環境が必要だと思います。つまり、①②のように人気のない公園にいって、本当に子供を自由に遊ばせて、走り回らせて、好きなことを好きに遊ぶ瞬間を作ることが、僕は大切だと思います。また②の最後の文で書きましたが、相互理解ができる「発達障害のパパママで集い」も良いと思っています。余計なものには触れず、互いに理解ある環境で過ごす時間も大切だと思うのです。

④「平日も家にいるし、親と過ごせる日曜日なのにYouTubeばかりみて退屈そうな息子」の解消法

最近、動画依存症ってあるな…と僕は思ったりします。それ以外で、人って活動する時間がとても重要なのですが、そうならず、暇さえあればYouTubeみたいになってしまったりもします。これって、大人も一緒です。僕も一緒。トイレに行くのでも携帯を持ち込んでないと不安みたいな人っていると思います。あ、自分だ(笑)

だけれども、これも健全でないと思います。僕は、スポーツっていいなと思うんです。ネガティブな思考になりがちな発達障害の子でも、嫌なことを完全に忘れる瞬間を作れるからです。うちの子は強迫性障害なんですが、年がら年中、自分の嫌いなことばかりを意識して過ごしています。こういう事って、自閉症の子には多いと思います。「ABA」や「療育」や「応用行動分析」や「認知行動療法」とかってありますが、それはそのネガティブに向き合うということになります。そうじゃなくて…そう思うんです。

どういうことか。それ自体を忘れられる時間を作ることは可能か?と考えた時の答えが、「体を使う!」という事なんですね。一生懸命走ってクタクタな時の思考は「疲れた。休みたい」ですし、バスケをしているのなら「相手にボールを取られないようにしよう」「ゴールを決めてやる!」なんですね。その思考に、普段のネガティブな考えはゼロになるんです。だからこそ、生活にメリハリをつけるためにも、ぜひ、スポーツ(体を使う時間)をと思います

⑤「保護者のストレス解消も出来ない」の解消法

保護者のストレス解消が出来ない点においては、「子どもをお留守番できない」という事になることが多いと思います。だったら、「相互理解のある親同士で子供も含めてみんなで会おう!」というのが僕の考えです。ある囲まれた環境の中で、子供が自由に遊び、それをサポートしながら、「親同士が井戸端会議話」というのもとても良いと思っています。子供が遊んでいるときの環境が、安全に配慮が出来ている環境ならば、親の井戸端会議や情報交換の時間も大切。それで、ストレス解消になるなら最高!とも思うのです。

まとめ(それでサークルを作りました)

それで、①から⑤のことを考えて、シンプルに「発達障害児が自由に安全に遊べる環境」を考えたサークルを考えました。それのキャッチコピーが、『ただただ、遊ぶ』『ただただ、笑顔を見つめる』なんですね。療育や難しい育児法とかはそっちのけで、一番子供のことを理解している保護者さまが中心となって親子で遊ぶことに特化したサークルにしたんです。

だから、「療育的な話や、福祉サービスには介入してほしくない」って気持ちすらあるんです。それが、サークルの意図を理解して参加したいと言って頂いても、(僕自身がそうですが)仕事柄で、どうしても「そういった視点(療育的視点)で物を考えてしまう」ものなんです。その考えが入ってくるのが、どうしても嫌なんですね(笑)「変な気遣いなく遊んでほしい」というのが僕の考えです。極論ですが、『子供が発達障害だ』とかそんなことも忘れてほしいくらいなんです。こどもの掛買いのない笑顔を、ただただ、それだけに集中して、それを生み出すにはどうするかだけを考えて進めていきたいんですね。だから、少ない家族の参加で良いと思っています。

今日、実は一回目でした!採点は、80点くらいでしょうか(笑)

ちょっとした失敗はあったんです。そういった点でも、少人数なら修正もできるだろう…と思っています。80点ではありましたが、実は大成功!本当に笑顔が沢山見れました。もっともっと、笑顔に執着して企画を考えていきたいと思います。

みなさんにとって、この考えが合わないパパママさんもいるかもしれませんが、少し何か「日曜日の過ごし方」について考えるきっかけになってくれたら…と思います。長い、ブログになりました。ごめんなさいです…

「Amazon 本日使ってめちゃ楽しそうだったものを紹介しておきます」キッズトンネル(うちの娘は掃除と言い出して、僕を吸い込む仕草で大爆笑してましたが、もちろん他の子供たちは入って遊んでました。入って遊ぶことでハイハイが多くなるので、赤ちゃんの時に立ち上がりが早かったために、転びやすい子の訓練(股関節を強くする)には良いみたいです)写真はAmazonリンクです。

standfm(ラジオ配信)で妻と「日曜日の活動について」話しています。

また、あわせて、『行事参加が出来ない時の悲しかった時の気持ち』についてを話しています。ぜひ、一度、聴いて貰えたら嬉しいです。(下の画像からラジオ配信が聴けます)

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