強迫性障害 ①「強迫性障害について学習する理由」

初心者的発達障害 学習帳
blogの投票ランキングに登録しました!

ポチッとして貰うとblog投票の一票になります。発達障害の地域理解を促進して、保護者さんの子育てがより楽になるようにblogを書いています。応援して頂けると励みになり、良し!頑張ろうという意欲になります。ポッチとして頂けたら嬉しいです。宜しくお願い致します。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ

にほんブログ村

自閉症スペクトラムランキング

自閉症スペクトラムランキング

 




「強迫性障害について学習する理由」

僕は、「強迫性障害について」「心理的な不安と欲求」の関係について、勉強していくことに決めました。そして、それが多くの発達障害児の問題の解決の糸口になるということを考え、これから息子の強迫性障害について、度本気で向き合うことを決めました。そして、それをアウトプットしていきたいと思います。

強迫性障害を勉強しつくすことで、発達障害児のパパママさんの役に立つという観点は、僕の考えでは、

発達障害=small版強迫性障害

という考えからです。発達障害児の子供たちは、みな「不安」と戦っているように思います。「本人が一番つらいから、ママは寄り添っていきましょう」とよく言われます。その「本人が一番つらい」は何が要因で「つらい」のでしょうか?その答えは、僕は「不安」だと思うのです。息子さん、娘さんを見ていてどうでしょうか?

「不安がない生活」をしているでしょうか?自信に満ち溢れた生活をしているでしょうか?

自閉症的な特性を考えてみて下さい。

  • 常同行動=なぜ同じことをするのか?
  • 新しいものが苦手=なぜ新しいことが苦手なのか?
  • こだわり=なぜ、同じもので遊びたがるのか?

このことについては、「ペアトレーニング 第5回自己肯定感の低下について、より深く考える」でも記載しています。また、そこについているYouTube動画の8分52秒くらいからも語っています。

ペアレントトレーニング 第5回 ⑤自己肯定感の低下についてより深く考える
自己肯定感の低下について「親目線」で考えてみました。発達障害児のパパママなら「叱る、叱らない」で葛藤することが多いと思いますが、そこで葛藤する機会が減るように、その大切さを解説しています。

「自閉症特性の根底には不安がある」と僕は思うのです。その不安をどう取り除いていくのかが、発達障害の特性を弱めるヒントになると思っているのです。強迫性障害は、根底には「大きな不安」があり、それが別の行動として表れます。別の行動というのは、「手洗いが止まらない」「ガスが消えているか気になって、何度も自宅に戻ってしまう」「大切なものが汚れていないかが気になって仕方がない」などです。

 僕の息子は、その「不安」からの行動抑制・問題行動が多いと考えています。だからこそ、僕は、息子のために、「強迫性障害」のプロになりたいと思います。服薬で、すべての改善は難しいと思います。息子に対して、常に接している僕ら家族が、「何をするのか?」「何を語るのか?」「家族がどう向き合っていくのか?」それらが、息子の強迫観念を減らす鍵になると思っています。そして、それが、多くの発達障害の子供たちの内面にスポットをあて、改善のヒントになるのではないかと考えているのです。

だからこそ、僕は発達障害の改善のプロになるために、強迫性障害を学び、そして、「不安」の解消を学びたいと思っています。「不安」と「欲求」は表裏一体です。どちらかを意識していると、どちらかが消滅します。双方のバランスをとるという最も難しいことを考えないとなりません

ましてや、うちの子は、中等度の知的障害があります。いわゆる認知行動療法などの手が使いづらいのです。長い目線で、どう考え、どのタイミングで何を伝えていくのか?凄く根気のいることになると思います。それでも、僕は、息子の辛い気持ちを改善するために、頑張っていきたいと思うのです。

僕が信頼している医師・看護師の方から、この人は「強迫性障害」の第一人者の先生だよと教えて貰った方の本です。短絡的に「不安を無くす!」という本ではなく、どう向き合っていくかという内容です。子供の心の負担を無くすことを考える一冊として、僕は手元においています。

息子の強迫性障害が出た原因

本日、医師と会ってきました。

ここ最近は、息子のことについて、凄く不安になっていました。僕は、今が親としての「転換期」のような気持ちで過ごしていました。強迫性障害が表面に出始めた息子を感じてのことです。確認行動が顕著であったり、不安から精神が不安定になることもしばしばありましたが、最近にLINEを覚えた息子は、僕に色々な音声を送ってくるようになり、今までは内在していた「不安」「強迫観念」が「見える化」されてきているようになっていました。

そこには、強迫性障害の典型的な行動や言動が見られ、それが表面化してきたことで、僕は息子を何とか楽にしてあげたいと考えるようになりました。LINEでは、「○○さんが、僕を虐めます。僕がいう事を聞かないし、最近は大きくなったから、可愛くないからって虐めて放デイを辞めちゃえって言うんです」とかが送られてきます。

また、動画をとって送ってくる時もあり、暴力的な発言をしている時の息子の「目」が本気であったりしました。例えば「○ちゃんを殺してやる!とか言うんだよ」と言ってきた時の「殺してやる」と話す時の目つきが恐怖が入り混じり、トーンも強くなり、尋常でない雰囲気を出します。ある時には、顔を赤いペンで塗り、「パパ、○○さんに殴られたんだけれど、血が出ちゃったんだ」という動画が送られてきて、正直、ぼくはドン引きをしたのでした。その時には、僕は「○ちゃん、それは行き過ぎだからね」と注意をしました。

なぜ、このような行動をとったのかは、理由は二つになります。

  • パパへの注目行動。「○ちゃんを虐めたら許さないから!」という言葉を引き出して、愛情の確認をしている
  • 過去の放デイから断られた際のトラウマ

広告

 

息子は、コロナ前くらいの時には、歌を作ったり、絵をかいたりが好きで明るい子でした。けして、友達が多いわけでもなく、対人関係が得意だったわけでもありません。自閉症傾向はかなり強く、繊細な子とどこでも表現されました。周りを見ていないようで良く見ている子でした。それでも、息子は趣味に興じて、車が好きで、どこでも車がある所に行き、人混みも問題なく、過ごすことが出来ていたのです。

それが、小学5年生で鬼滅の刃というアニメを好きになり、グッズを集めるようになってからおかしくなってきました。昔から、暴力や暴言が嫌いだったはずの息子ですが、キャラクターに興味を引き、見始めたのでした。ところが、白黒思考から、いっきに「嫌い」「拒否」に入りました。今、思えば当然だったかなと思えます。首を切るシーンなどは、まだ小学5年生だった息子にとっては、恐怖の刺激が強かったのです。それからは、そのアニメ関連はすべてダメになりました。そして、そのダメのレベルが普通の常識を超えていました。ファミレスなどがコラボをして、旗を出すと、その道を通ることは出来ませんでした。すべて、そういった道をさけて、迂回して出かけるようになったです。また、テレビをつけることもなくなりました。土曜日だけ通えていた放課後等デイでも、その放デイの前に「鬼」という漢字が地名にある看板があったことで、その放デイに通うことも出来なくなりました。それまで好きだった食べ物なども、「鬼滅の刃のあのシーンで○○が食べていたから、僕は食べない」と拒否になりました。「鬼」が出る行事、つまり節分があるということで、2月がダメになりました。今は、息子の中のカレンダーは2月がなく、14月だと表現をします。

また、その当時、特別支援学校が本当に行くのが嫌になっていました。その理由は、友達の他害行為が理由でした。うちの息子への他害行為はなかったのですが、友達に他害行為をする姿が恐怖になっていました。その友達は、同級生を押すという他害行為が目立っていましたが、それによって、友達が頭を打ってしまい、血だらけになったことがあったのです。それを目の前でみたうちの息子は、そういう行為が「いつ自分にも来るか分からない」という恐怖が膨れ上がっていました。そのころから、息子は、教室からよく逃げ出し、保健室にいることが多かったように思います。学校公開などに出かけると、うちの息子がいない。いても、パーテーションに囲まれている所で、みんなと離れて、授業を受けていました。

鬼滅の刃で苦しんでいたある日、学校の保健室にしまってあったナイフを、ある生徒が取り出して、先生に向かって「殺してやる!」と叫んだ時がありました。教室にいることが出来なかった息子は保健室におり、そのシーンを目の当たりにしました。

たぶん、それがトリガーになって、息子の強迫性障害は一層に強くなったように思います。

それらの、暴力的行為の恐怖心が、色々と重なって息子の強迫性障害の原因になったと、僕と妻は解釈しています。ただし、それだけが原因ではなく、息子の繊細さ、小さい頃からトラウマ、僕らの結婚という環境の変化など色々な要素が詰め込まれており、自閉症傾向が強かった息子にとっては、本当に大変な時期だったとも思っています。

―息子の強迫性障害の要因―

  • 暴力。暴言
  • 鬼滅の刃の残虐シーン
  • 学校での友だちの他害行為
  • 学校での保健室でのアクシデント
  • ママの再婚などの環境の変化
  • もともとの自閉症傾向の強さ

まとめ・次回予告

今日のブログの内容は、強迫性障害に度本気で向き合います!という宣戦布告?決意表明?みたいな内容になっております。明日は、「医師と相談してきた内容」について、記載します。発達障害は「small版強迫性障害」だと感じているので、その点についてしっかりと解説できるようになり、自分の仕事に活かしていきたいと思いますし、また、このブログにおいてもその点を考えながら、「発達障害児のパパママさん」に何かヒントになるようなことをお伝えできればと思っています。自分も学びながら伝えていく内容になると思っています。今後も是非、読んでいただけたら幸いです。

standfm(ラジオ配信) ブログの読み上げ

広告

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました