
先日の続きのようなblogになります。
娘が急性胃腸炎になって二日…今日、日曜日に38.5度の熱を出した僕でしたが、何とか出社をしようと思って会社を出ましたが、車中で嘔吐してしまいました。ズボンが汚れたため帰宅しようと、その旨を会社に連絡をしました。
社長は、快く「お休みしてください」と言ってくれました。ただ会社の(人手の)状況もきついと思うので、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。コロナの時にも感じていて、苦しい気持ちを思い出しました。
帰宅すると、妻も息子もぐったりしていて、38.5度位の熱があって、食事も摂れていなかったので、自分は辛い体のまま娘の面倒を見ていました。また、家事を行ったり、息子の状態が一番酷かったので、食事の買い出しにも出かけていました。休みを頂いたものの、家の方でもやることでいっぱいの状況でした。もちろん、妻も踏ん張ってくれましたが、自分もきつかったのが本音です。
僕自身起きていると、吐き気が催していた状態でしたが、娘の面倒を見ていました。一足先に病気にかかっていた娘ですので、もう元気は元気で、まだまだ周りの空気が見えていないこともあって、「パパ遊ぼう。パパ遊ぼう」と言ってきて、僕はそれを断りせず、横になったり起きたりを繰り返しながら、ごまかすように遊んでいたのです。
先ほど(夜20時)やっと娘が寝てくれて、逆に妻や息子も体力的に回復してきたので、どうにか自分が休めるような時間になってきました。
僕も娘の相手をしながらも、少しずつ回復していき、どうにか落ち着いてきたように感じています。
ただし、こういうことがあると、障害児のパパととしての仕事のあり方について少し悩んでしまいます。
世帯年収ということが、今の時代には重要な家計を考える上でのキーワードになると思うのですが、障害児の親としては、そこが一番難しい課題になっています。うちでは、世帯年収はずっと課題です。妻が働くことが出来たのも、数年前になります。娘の出産後は働けず、3歳の頃になりやっと働きだしましたが、ずっとパートさんで、月々の稼ぎは微々たるものでした。そんな中でも、妻はめげずに保育士の資格を取りました。
最近、嬉しいことに、妻に学生の頃の夢である「保育士」としての働かせて頂ける話がありました。実は、独学で必死に勉強して、保育士の資格を取ったママです。当初、保育士の資格を取りたいと妻から話された際には、「学生の頃の夢を実現するなら、頑張ってほしい。応援する」ということを伝え、その資格取得に協力してきたのでした。
ところが、資格を取ったものの働く時間に限りがあり、中々、就職できないのが現実でした。息子のお迎えや、今後の実習の送迎の関係、息子が放デイ利用が出来ないこと、お留守番も長い時間は厳しいことなどがあり、保育士として働けずにいたのです。
そんな中、この2月に、ある保育園の園長先生から、障害児の親としては嬉しい配慮をいただきながら、4月から保育士として働らかせていただけることになりました。この話で、世帯年収を上げることが出来ることになりました。でも…配慮を頂きながらも、今までとは違うライフスタイルになるのわけで、実際には、息子や娘の心配はついて回ります。息子や娘は、生活スタイルの変化に順応できるのかといえば、そんな器用にいけるとは思えないのです。
しかし、4月からそういった働き方をすることになったにもかかわらず、今回の病気の件で、コロナの時のように、やはり障害児家族が共働きをしていくのには、いろんな弊害があるなと感じました。
まず、妻そのものも体力がなく、繊細な性格でもあるので、すぐにネガティブになりやすいのも1つの心配です。きっと、今回の件でも、妻は少し悩んでいるのではないかな?と感じています。また、本音を言えば、息子の心配、娘の心配もしていると思います。理解をして頂けるとのことですが、そんな上手くいくのかと心配もしていると思います。実際に働きだした時の、いろいろなトラブルを考えると、退職するきっかけが沢山あるように思うのです。
また息子を見ていると、普段から精神薬を飲んでいる点もあり、こういった際の別の病気の服薬に対しての戸惑いは大きく、(またそこから来ているのかは分かりませんが)病気にかかると家族の中で一番、症状が重くなってしまうのは息子なのです。体調もそうですが、本当に重い症状になり、服薬をどうするべきかと戸惑いますし、心配も大きいのです。普段から強迫性障害があり、浮き沈みの大きい息子です。違った環境になる点に、大きく心配をしています。
娘もまだまだ小さく4歳のため、病気をもらってくることが多いのが実際です。最近では、偏食が顕著にみられ、栄養面の偏りも心配してしまいます。体調で何かあったら…病気になったら…今回の件で、本当に妻が正職員で働いていけるのか、とても不安になりました。
共働きと言うことに視点をおけば、やはり障害児の家庭には弊害が非常に多いように感じます。

こうなると、夫の僕一人で、自分自身の収入をいかに上げるかと言う点に頭を悩ませるのです。皆さんも考えたことがあるかもしれませんが、副業どうしようかとか、給料ベースをどうにか上げられる転職を考えるべきかとか、いろいろ頭を悩ませます。旦那さんと話されている方も多いのではないでしょうか。
ただし、自分が働くのにも、様々な面での弊害があるのが実際で、例えば、こういった事態が起こったときには、「家族」と「仕事」のどちらかを選ぶような気持ちになり、独身時のような、仕事に向かって一直線!のような働き方ができないのも実際です。障害児が家族にいるというのは、「仕事を捨ててでも家族に向き合うべき」という気持ちも、どこかに湧き上がってしまったりもします。もちろん、それが正しいというわけではなく、実際には働くことが家族の支えになるのも十分に分かっていますが、病気などがあると、仕事に行くことに大きな後ろ髪を引かれたりすることがあるのです。
いずれにせよ、時に、「今、まさにそれだけの収入がない自分を情けない」とも思いますが、そればかり言っていても仕方がないので、父として家族の収入をどう確保していこうかという気持ちになります。
ただ、僕がしているのは福祉業であって、大きな収入を見込めないと言うこともあります。福祉業では、稼ぎには限界があるものです。僕自身、それなりに資格を持っていますが、それでも限界を感じる時は多いのです。
それでは、自分で福祉業の中でも開業して、どうにか収入を作っていきたいと思っても、初期投資の事業資金が必要になり、その点も高いハードルになります。また、福祉業では、キャッシュフローは安定しますが、経営を安定させるほどの収益は見込めないものだと思います。
だから、最近では、福祉をやりがながら、副業として農業を検討しているくらいです。
もしかしたら、この読者の中の人たちの中にも、生活ということで、いろいろな悩まれる人もいるかもしれません。色んな障害児保護者さんとの繋がりの中でも、そういった点で悩んでいるご家庭も多いのです。
そして、僕は障害児の父としての視点があり、そのように悩んでいますが、今の日本の経済の中では、障害児の家族でなくても、多くの方がそういった面で悩んでいるはずです。この物価高、そして、収入を上げるのが厳しい現実。本当に、苦しい家庭は多いように思います。
ただ、世帯年収の観点から言うと、障害児のいる家庭の方が「夫婦そろってフルタイムで働くこと」が難しく、それが生活を圧迫しているのが実際です。この点は、非常に大きなことだと僕は思います。
家族が病気にかかり、ますます危機意識を感じた今日この頃。最近は、「いかに家族を守るか?」「いかに収入を確保するか」ばかり考えています。これから先の、まだ小さい娘のことを考えれば、僕自身、より厳しく物事を考えて働いていかなければと考えています。
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