
生れた日を決める男 本人都合の誕生日
本日は、息子の誕生日でした。本当は11月が誕生日です(笑)
でも、本人は、強迫性障害があり、11月を拒否。
そのために、今年は、「9月7日に開催します!」ともともと本人が言っていたので、9月7日に開催。
プレゼント等も、本人が決めていましたが、大喜びをして終了しました。
それで、感じたことを少し、書いていきたいと思います。
強迫性障害から数字のこだわりが強く、「一番嫌いな2月に近くなる時期」ということで、誕生日をすることを拒否している11月。そのために、9月7日の開催。
本人は、こだわりの海外キャラクターずくめのプレゼントで大喜び。
それも、ネットで購入していたのですが、「売り切れてしまうのではないか?」という不安が少しずつ強まって、結果的にはだいぶ前からママに購入を迫っていました。怒ってた(笑)
「なくなったらどうするんっ!なんで買わないん!」
それが2か月前ほどから始まり、でも、プレゼントをすぐに渡してしまうと、たぶん、次の物を欲しがってしまうし、買わなきゃ癇癪にもなりそうだったので、当日までは保管という約束になっていました。
数日前から、その人形(ソニックのルージュ)をどこに置くかで悩みに悩み、そして、居室の整理で数時間を使い、結果的に、置く場所を確保したりしていました。
「パパ、ここに来てくれんだあ」と待ち焦がれていました(笑)
今は、沢山のぬいぐるみがある自分の部屋に帰る際には、
「ただいま~」と言っている感じです(笑)
今日は、ステーキを食べて、ケーキをたべて、沢山のプレゼントを貰って喜んでいます。
ただ、誕生日会が終わってから2時間後の今、居室から聞こえてくる声は、怒鳴り声。
「大丈夫です!落ちてません!汚れてません!汚れてないって言っているでしょ!」
結局、大切なものが増えるたびに、逆に不安が強くなる。
親としても、本当に悩ましい展開です(とほほ)

娘の成長 「人を喜ばせたい」娘の成長
息子の誕生日会の時の娘の様子
今回の誕生日は、息子の誕生日です。でも、ぼくが感じて、嬉しかったのは、実は娘の成長でした。
娘は、朝から「おにいちゃんの誕生日~♬」と終始ご機嫌でした。
手作りのプレゼントを作っては、渡すのを我慢できずに、「〇ちゃーん、降りてきて~」と大きな声で呼んでいました。それを渡しても、正直、お兄ちゃんは喜ばないだろうな…と思っていました。作っているのが、結構に大雑把(笑)お兄ちゃんの好きなキャラクターの名前を書いたり、勘で絵をかいたりしてプレゼントを作っていました。
ぶっきらぼうのお兄ちゃんなので、
「おにいちゃん、喜んでくれるかな~」と話す娘に対して、僕は心配でなりませんでした。
簡単に、「そんなのいらないよ」と言っちゃうのが、息子なので、本当で心配でした(笑)

そこで、そっと一人でいるお兄ちゃんの所に僕はいき、
「〇ちゃんが、一生懸命、お兄ちゃんのために作っているよ」
「ふーん」興味なさそうな息子
「いっぱいあるから、そこから2個選んであげてね。そしたら、パパからもプレゼントがあるかも?」と笑って言うと、顔が変わり
「任せておいて」と言ってくれました。
それからは娘指導で、お誕生日会が進んでいきました。
ハッピーバースデーとかの歌も、一生懸命うたっていて、
「おにいちゃん、おにいちゃん」とばかり、ずっと側にいて、付いて回っていました。
自分が何かを貰っているわけでもないのに、
息子が喜ぶ姿をみて、我が事のように喜んでいました。
感心していた娘の成長
正直、一日、様子を見ていて、娘の成長を感じた「息子の誕生日」になりました。「人のことを喜ばせたい」が凄く強くて、驚かされました。昔から、そういった気質があり、この前のママの誕生日の時にも同じような感じでした。
そして、そういったところは3歳の頃の娘でもあり、児童発達支援を受けるために、僕自身がセルフプランで個別支援計画を作った際に書いたことでした。
「人を喜ばせたいという、今の優しい娘であることを、何よりも大切にしていきたいです。また、そう支援してほしい」
少しずつ、年齢が増すにつれ、そういった気持ちは薄れていくものだと僕は思っています。もちろん、まだ5歳。これから先は分からない。でも…今の娘は、僕が期待していた娘に、僕らの子育てとは無関係に、そういった心を維持して、さらに思いやりの心が膨らんで成長しているように思えました。
普段から、お兄ちゃんのことで、我慢があるかもしれない娘。
ママが働きだして、長い時間、保育園になり、寂しい思いをしているかもしれない娘。
そんな娘がこういった形で、成長をしてくれていることは、僕にとっては、感謝しかなくて、
娘のことを、本当に誇らしく感じます。
娘の明るさに、救われることが多い我が家。
本当に、娘に感謝しなくてはダメだな…と思いました。
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