
今日の日記は、嬉しい日記になります。
娘のK式検査の結果が出ました。
2歳半の時に、k式式検査を受けております。
その時の結果は、医師からはADHD、ASD傾向があるということで、発達においても、半年程度の遅れが見られるという話があり、コンサータの薬を勧められるなど、厳しいものでありました。
検査を受けるきっかけになったのは、当然にその前の「発達障害の診断」があってのことでしたが、それ以前に、保育園からの指摘や(息子の経験で)発達障害の知識が自分たちにあったからです。ただ、妻も僕も、息子の時と娘の成長には違いがあり、言葉がしっかり話せたために、僕らは「娘は大丈夫」と勝手に決め込んでいました。
だからこそ、診断の際には大きなショックを受けました。
そもそも、療育園の診断を受けるのには、妻は大きな躊躇がありました。「パパ、(娘)ちゃん、療育園の診断を受けるのはいいと思う?障害と認められるのが怖い」と深刻そうに言い、僕の胸を叩いて、泣いていました。
僕も苦しかったのですが、
「受けて診断をもらおう。それで早くから療育に取り組もう。診断が降りたからと言っても娘は娘。何も変わらない。いつも見たいにニコニコして笑って、少し慌ただしい。可愛いだけの娘。ただ、早期療育が重要と言われているのだから、それに期待しよう。まずは、3年かけて普通級を目指し、もしも普通級がダメだったからと言って悲観的になるのではなく、中学生になるまでは次の目標を決めて取り組めば良い。置かれた場所で、娘が幸せになれるように、娘が笑って過ごせるように、僕らが愛情を注げば良い」と話しました。
それで僕らは、どんなにうまくいかないことがあっても、娘を叱らず、娘の意見を聞き、とにかく愛情注ぐことに、気持ちを傾けました。
それから結果的に3年の月日が経ち、今回、改めてk式検査を受けることになりました。
結果は以下の通りでした。

※K式検査の内容に関しては、細かく載せないようにしています。「課題」が数点あげられ、詳細を書いてありますが、今後検査を受ける子供たち、保護者さんが内容を知ってしまうと正しい検査結果が得られなくなる可能性があるためです。ご理解下さい。
医師からは驚かれました。
全体的には、年齢に対して数ヶ月進んでいるような状況ですが、少し遅れている「認知、適応能力」については、「年齢が進むにつれて、取り返すことができる領域」とのことで、あまり心配しなくても良いだろうと言われました。すべての面が年齢よりも進んでいるとは言えませんが、嬉しかったのは、「特に言語や記憶力に関しては、飛び抜けて良い」との事でした。検査の時にも、言語聴覚士の先生から、その点は驚かれているようでした。
言われてみれば、英語の曲なんかでも、1回聞くとよく覚えていて、言葉にして歌えてしまうところがありました。アニメのキャラクターの名前などもすぐに覚えてしまい、僕らも驚いていたりとかしました。
良かったこともありますが、もちろん課題もたくさんあります。
「所見」で書かれているように、ケアレスミスが多くなるところや、負けず嫌いで内弁慶になってしまうところなど、これから見つめ直さなければいけないところもある。
ただ、そうであったとしても、これからに大きく対応ができる結果になったのではないかと思います。
先生からは、「この状況であるならば、普通は小学校は普通級になるでしょう」と言われたそうです。来年は、保育園も年長クラスになり、その後の小学校の進路を決めていくことになります。それまで、娘の意思尊重しながら、今後の成長をサポートしていきたいと改めて思いました。
最後に、こういった検査の結果によって一喜一憂してしまう気持ちはあるけれども、僕自身は、療育を受けるために市区町村に提出した娘のセルフプランに書いたことを忘れていません。2年半前に、僕が作った個別支援計画です。僕が、1番娘に望んでいるのは、そこに書いたまま変わっていないのです。
先日、かわいい葉っぱを見つけたと言って、娘は「これ、パパにプレゼントしてあげる。ほんとはわたしが欲しいけど、パパにあげる。嬉しい?」と笑って、プレゼントしてくれました。人が喜ぶためにプレゼントをしてあげられる。そんな優しい気持ちを持ったまま、今の気持ちのまま育って欲しいのです
僕が1番大切にしてあげたいのは、娘のこういった、優しい気持ちなのです。
コメント