知的障害・自閉症の息子が英会話教室に挑戦!「好き」を原動力に広がる可能性【発達障害児の習い事】

息子との日々の記録
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今も息子の部屋から嬉しそうな声が聞こえてきます。どうやら、たこ焼き機、ピンポン玉、トングを購入し、「たこ焼きクレーンゲーム」を作って、1人で遊んでいるようです😊

さて、昨日の出来事。
「英会話教室」に通い始めたことについて話をしようと思います。

前々から、娘が英会話教室に行っていることに対して、息子には「自分も英語が好きだから行きたい」と言う気持ちがありました。ただ、僕は「(特別支援)学校とは違って、嫌なことがあったから騒ぐとか、鬼滅の刃の人形があったから、もう行かないとか、そういうことはできないよ」と伝えていたので、息子は一度は尻込みをして諦めてしまいました。

でも、学校で「自分に英語で挨拶してくれない」など、少し自分の期待(イメージ)と異なることがあると、すぐに嫌な気持ちになってしまう息子です。また「日本人と言われることがとても嫌だ」なんて訴えることもしばしば。そういう時は、保護者であっても、なかなかその気持ちの理解は難しいものです。でも、そういう気持ちがより膨らむと息子は、「僕なんてどうでもいいんだ」とか言い出して、ネガティブな発言が増えていきます。

「日本語、漢字は嫌い。英語が僕は好き。だから、僕はカナダ人なんだ」(笑)と言う息子に対して、僕自身は、前々から、「こうなったら英会話教室に行かしてやろうじゃないか!」と考えていたのでした。

息子が学ぶ機会を作ってあげ、息子が特別支援学校で、先生方に「僕は英会話教室に行っている」と自慢している姿が脳裏にあって、息子に自信をつけるという事は、親の役目の一つだなと考えていたのです。

確かに、息子が英会話を習うのには、理由としては「楽しみ」しかありません。
受験があるわけでもないですし、英検を受けるわけでもありませんし、外国に行くわけでもありません。

息子が英語を好きだと言い出したのは、本当はネガティブな理由からが始まりです。苦手な「鬼滅の刃」が日本のアニメで、日本のアニメだと春夏秋冬の行事イベントが話に上がりやすく、節分にちなんで「鬼」の話が2月位になると出てくる。「だから、日本のアニメは大嫌い!だったら、海外だ!」そんなことから、まずは海外キャラクターが好きになったのです。そこから、「海外は最高!鬼が出てこない!だから、僕は海外がいい!僕は外国人だ!外国人なんだから、英語だ!」そんな感じが始まりの理由です(笑)

ちなみに、最近では「外国人です。僕はカナダ人です。だから、金髪にしなきゃだ!」と無茶な考えまでしてしまっています(笑)

息子の気持ちの変遷を図式化したもの。分かりやすくするための図

そんなネガティブな理由だけなのですが、それでも、「ネガティブな気持ちの生活を継続するよりも、嬉しい気持ち、笑顔になれることを、生活の中に少しでも取り入れてあげたい」という気持ちがあって、英会話教室に入ることを僕は勧めたのでした。

ABAの「問題行動に着目するのではなくて、より良い行動を増やす」のと似ていて、「ネガティブな発想より、ポジティブな発想を増やす」を実行してあげたいと言う気持ちからでした。

これからどの程度まで継続できるのかは分かりませんが、できるだけ息子が継続するようにしていきたいと思っています。

このブログ内で書いているように、息子の白黒思考は相当に強いので、この英語に関しても嫌いになったり、拒否が出てくると、すぐに辞めると言いかねません。それでも、楽しいと思える瞬間をできるだけ継続してほしいと願っています。

息子が頑張ろうとしている写真と、娘と二人で海外衣装を着ている写真

そして、実際の状況(体験授業)は、外国人の先生にあって、緊張しながらも、「は、は、ハロー!」と言い出し、大きすぎる声であいさつしていました(笑)そもそも、挨拶が苦手なのに!
そして、娘と一緒に1対2の授業を受けたのですが、英語の歌を、手を振ってニコニコで歌い、めちゃくちゃとの楽しそうでした。あんな清々しい顔は、久しぶりでした。

娘と一緒ということで心配もしましたが、一緒になって喜んで授業を受けてる。その二人の姿を見れたことは、親としてもとても嬉しいことでした。息子も初めての習い事で緊張していましたが、妹がいることで安心したのでしょう。「喧嘩したら、クラスを分けるからね!」というと二人で「大丈夫ぅ!」と答えていました。

授業が終わると、
「パパ、外国の人、金髪じゃなかった!」
「パパ、外国の人、半袖だった!」(なんでか分からないのですが、息子の中では外国人は長袖だと思っていて、夏なのに、長袖に拘りがあり、この暑い中、長袖を着ている息子です…(笑)
「パパの言った通りだったよ。パパを疑ってた。ごめんね。パパ、外国の人、長袖じゃやなかった。○ちゃん、間違ってた」

そんな感じで、めちゃくちゃ嬉しそうに話してくれました。

「で、授業はどうだったの?」
「楽しかった!」
その言葉を聞き、すぐに英会話教室に連絡して、息子の入会をお願いしたのでした。

自閉症だから…
中等度知的障害だから…
強迫性障害だから…
特別支援学校だから…

僕は、そういったことだけで、息子の可能性を狭めたいとは思えませんし、やりたいことをやらせてあげたいと思っています。周りの視線なんかに負けないで、少し周りが驚いても前に進めてあげたいのです。障害があるからやりたいことが出来ないなんて、そんな考えを持ちたくありません。

放課後等デイサービスにも断られたり、逆にそういった場に息子自らが行けなかったり、新しい環境も苦手な息子ですが、一般の社会に触れる機会を少しでも作り、息子が自信を持って、社会の中で生きていけるように、こういったチャンスを見逃さず、息子が笑顔になれる瞬間を生み出していくのも、親として大切なことだと、僕は思います。

息子と娘、2人共…
僕が生きているうちに、
「自分たちで生きていける力を身に付けさせてあげたい」と僕は願います。
そのために、出来るだけ「二人に笑顔の時間を…」と、そう思うのです。

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