
娘との5年間と兄との関係
今日は、娘の誕生日でした。
5歳になりました。
娘が生まれた時、産婦人科の病棟でも、コロナの関係で面会が出来ませんでした。
生れてから1週間ほどは、面会が出来ない状況でした。
そんな中で、僕は、駐車場に行って、産婦人科の妻のいる病棟の二階を時折見つめていました。
妻の手に娘が預けられた日、
その夜に病院に行くと、妻が娘を抱いていて、僕に娘を見させてくれました。
窓越しでしたが、夕陽が差し込んで、僕には感動的な、何とも言えない神秘的な光景でした。

そして、あの一瞬の神秘的な出来事から、5年が経ちました。
娘は、本当に良く笑い、良くしゃべります。そして、多動ッ子です。走り回るし、落ち着いて座れない。騒がしい子です(笑)
でも、この娘に、僕ら夫婦は救われているんです。
知的障害があり、自閉症のお兄ちゃんについて、僕らは、いつでも「真面目」なんです。このブログもそうかもしれません。
仕事に行くと、自分自身を思い出すような感じですが、元来僕は、ジョークばかり言っています(笑)昔から人を笑わせることが大好きです。でも、いつしか、凄く「真面目な人になってしまった」と感じることが多いです。
妻と話す時も、ドラマや映画の話とか、ジョークをいう事は少ないように思います。
話す話題は、いつも障害の事。特別支援学校のママ友の事。児童のこと。仕事のこと…
息子に対しても、日々、真面目に考えることが多く、
問題解決に頭を悩ますような日々になっています。
そんな中で、天真爛漫、我が道を突っ走る娘がいることで、僕らは、きっと沢山救われています。
暗い気持ちを払拭してくれる存在が娘なんですね。
息子は、スーパー不安症なんです。
だから、それに飲まれてしまうこともありました。
実際に、娘が生まれるまでは、そこに飲まれてしまうことも沢山あって、
ピリピリしている、嫌なオーラがある生活空間だったようにも思えます。
息子は、その「弱さ」が魅力になっている所もあって、もちろん可愛いのですが、
娘は真反対で、ただただ「明るい」んです(笑)
それに、僕らは、助けられているんだと思います。
「重たい気持ち」を払拭してくれる娘は、僕らにとっては天使です。
きっと息子にとってもそうなんだと思います。
ふたりは、いつも喧嘩をしますし、不愛想なお兄ちゃんに、娘も寂しい思いをする時もあるのだと思います。
でも、二人は、何かの線で結ばれているように感じます。
娘は5歳になり、何かお兄ちゃんの不安に向き合って、時々、励ましたりするんです(笑)
息子は、やけにお兄ちゃんぶって、娘に何かを教えようとしたりしてたりもします。間違った内容なんですけれどね(笑)
でも、そんな二人の関係を感じることが出来る今回の誕生日は、僕にとってはとても嬉しい誕生日になりました。
今日の誕生日の様子
そんな中で、今日、5回目の誕生日を迎えることが出来ました。
娘は、昨日から誕生日が楽しみな様子でした。
今、娘はポケモンにハマっているので、プレゼントは、ポケモンに決定(笑)

とにかく、娘は大はしゃぎでした。
ケーキは、スポンジケーキのスポンジをいつも残すので、アイスクリームだけのケーキにしました。

今回の誕生日では、息子が妹のために、誕生日プレゼントを用意してくれたこと(当然にママと一緒に買ってきたものですが)、そして、何よりも娘がそれを喜んでいたことが、僕ら夫婦にとって、一番の喜びだったように思います。
その時の動画をInstagramでシャアしたので、ぜひ見て頂けると嬉しいです(笑)
将来…
「娘にお兄ちゃんを面倒を見て」と僕らは望みません。
娘には娘の人生があります。
ただ、それでも、二人がいつまでも仲良しでいてほしい…そう願わずにはいられません。
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