「白黒思考」とは?日常での困りごとと解決のヒント

初心者的発達障害 学習帳
blogの投票ランキングに登録しました!

ポチッとして貰うとblog投票の一票になります。発達障害の地域理解を促進して、保護者さんの子育てがより楽になるようにblogを書いています。応援して頂けると励みになり、良し!頑張ろうという意欲になります。ポッチとして頂けたら嬉しいです。宜しくお願い致します。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ

にほんブログ村

自閉症スペクトラムランキング

自閉症スペクトラムランキング

 

白黒思考とは?

「あの人は完璧じゃないから、全然ダメだ!」「成功するか失敗するかのどちらかしかない!」あなたは、こんな風に極端に考えてしまうことはありませんか? もしかしたら、それは「白黒思考」かもしれません。

このブログでは、「白黒思考って何? 難しい言葉は抜きにして、 わかりやすく解説します!」 日常生活で白黒思考がどんな困りごとを引き起こすのか、そして、少しでも楽になるためのヒントをお届けします。

1. 白黒思考ってどんな考え方?

まるで、スイッチを「オン」か「オフ」にするみたいに、物事を「良い」か「悪い」のどちらかに分けて考えるのが白黒思考です。

  • 例えるなら…
    • 友達がちょっとでも約束を破ったら、「もう絶対に許さない!」と思ってしまう。
    • テストで90点を取ったのに、「100点じゃないから全然ダメだった…」と落ち込んでしまう。
    • 好きな食べ物が一つでも嫌いな部分があったら、「もう二度と食べない!」と決めてしまう。

このように、中間のグレーゾーンを考えず、「完璧」か「最悪」のどちらかで判断してしまうのが、白黒思考の大きな特徴なんです。「0-100思考」とか、「全か無か思考の思考」とも言われます。

このように、中間のグレーゾーンを考えず、「完璧」か「最悪」のどちらかで判断してしまうのが、白黒思考の大きな特徴なんです。

1白黒思考で困ること

白黒思考にとらわれていると、日常生活で色々な困りごとが出てきやすくなります。

  • 人間関係がギクシャク…
    • 相手のちょっとした言動に過剰に反応してしまい、ケンカになりやすい。
    • 「味方」か「敵」かで人を判断してしまい、孤立しやすい。
    • 勝敗関係に拘ってしまい癇癪になる
  • 自分自身がツライ…
    • 完璧主義になりやすく、常にプレッシャーを感じてしまう。
    • 少しでも失敗すると、ひどく落ち込んで立ち直るのに時間がかかる。
    • 周りの人の評価を気にしすぎて、いつも不安。
  • チャンスを逃しやすい…
    • 「完璧にできる自信がないから、挑戦しない」という選択をしてしまいがち。
    • 少しでも条件が理想と違うと、「やっぱりやめておこう」と諦めてしまう。

2. なぜ白黒思考になっちゃうの?【原因を探ってみよう】

白黒思考になりやすい原因は、人それぞれです。

  • 性格的な傾向: 真面目できっちりした性格の人、完璧主義な傾向がある人は、白黒思考になりやすいかもしれません。
  • 育ってきた環境: 親や周りの大人が極端な考え方をしていた場合、影響を受けてしまうことがあります。
  • 経験: 過去の失敗体験から、「また同じことが起こるかもしれない」と極端に考えてしまうことも。
  • 発達特性: 自閉症スペクトラムなどの発達特性を持つ方の中には、情報を整理する特性から白黒思考になりやすい方もいます。

3. 白黒思考から少し楽になるヒント【今日からできること】

白黒思考は、すぐに直せるものではありません。でも、少しずつ意識していくことで、考え方が柔軟になり、気持ちが楽になることがあります。

  • 「まあ、いっか」を練習する: 全てを完璧にしようとせず、「まあ、いっか」「このくらいで大丈夫かな」と、少し妥協する練習をしてみましょう。
  • グレーゾーンを探してみる: 物事を「良い」「悪い」の二つに分けるのではなく、「まあまあ良い」「少し悪い」といった中間の状態があることに気づく練習をします。
  • 「完璧な人なんていない」と知る: 周りの人を見て、「あの人も良いところもあれば、ちょっと残念なところもあるな」と、人間は完璧ではないことを意識してみましょう。
  • 小さな「できた!」を見つける: 大きな成功でなくても、今日できた小さなことを意識して、「今日も少し頑張れたな」と自分を褒めてあげましょう。
  • 誰かに話してみる: 信頼できる家族や友人に、自分の考え方を話してみることで、客観的な意見を聞くことができるかもしれません。

まとめ|白黒思考と上手に付き合っていく

白黒思考は、あなたの真面目さや一生懸命さの表れかもしれません。でも、極端な考え方は、あなた自身を苦しめてしまうこともあります。

このブログで紹介したヒントを参考に、少しずつ「まあ、いっか」の気持ちを取り入れて、お子さんが、もっと楽に、もっと自分らしく過ごせるように、一緒に練習していきましょう。


【読者さんへ 】良かったらコメントしてくださいね

  • お子さんはどんな時に白黒思考になりやすいですか?
  • この記事を読んで、何か気づいたことはありましたか?
  • 今日から試してみたいと思ったことはありますか?

PR

コメント

タイトルとURLをコピーしました