勉強して最初に感じた素直な意見
今日は、少し勉強していきたいと思います(笑)
命題の通り、最近になって「発達障害」のことを「神経発達症」というようになってきたのは、皆さん感じていることだと思います。それで、何でそう呼ぶようになってきたのかな?と思ったので、色々調べてみました。
読んでみて感じたことは、
「そんなことどーでもいいじゃん!」「難しい専門用語が子供の成長をどうにかしてくれるのかよ!」という事ばかりで、頭の中が混乱してしまう内容だと思いました(笑)ただ、そうは言っても、自分は「社会福祉士」ですし、今後の未来は、「この言葉で統一されるのだろう」という考えで言えば、しっかりと理解しておく必要があるのではないかな?と思いました。
凄く簡単に、理由を解説
簡単に結論を言います。
日本において「発達障害」の概念が「神経発達症」という表現に変わる背景
①国際的には、「神経発達症」という用語が使われることが一般的だから
②発達障害は脳神経が起因となっているから
③「障害」って言葉が重い感じがするから「症」にする
④正確な用語を使うことが重要。「神経発達症」という用語で世界的にも統一する方が良いから
まあ、こういう事かなと思います。でも、こういう重要なことで、個人的見識が強い発言はあまり宜しくないと思うので、少し加えて考えます。
少し掘り下げて(DSM-5とICD-10の違いから)
発達障害の呼び方・診断名・症状など、「世界の診断ガイド」として考えた際に大きく2つに分かれます。
米国精神医学会…神経発達症はDSM-5と呼ばれる診断ガイド。
WHO(世界保健機関)…発行発達障害はICD-10と呼ばれる診断ガイド。
日本が「発達障害」という言葉を使う背景には、世界保健機構(WHO)の設定した、国際疾病分類の第10版の中の名称の「心理的発達の障害」という言葉が関係していると考えられます。つまり、日本はアメリカのICD-10を採用し、『発達障害支援法』が制定される時(2005)に、「発達障害の定義」をICD-10を参考に定義しました。それが「発達障害」という名称が世に広まった理由と思われます。もし仮に、米国精神医学会が発行しているDSM-5を中心に総称を考えていたなら、「神経発達症」になっていたのかもしれませんね。
そして、なぜ「神経発達症」と呼び方になるのか?
結論は、ICD‐11にて、「神経発達症」と呼ぶようになったから。
ICDー10から、ICD-11に変わり、呼び方がDSM-5の「神経発達症」と同じ名称になったということで、日本でも、そういった呼び方に変えてきているということなんですね。世界の基準が足並みをそろえたので、日本も同じように『神経発達症』に統一して呼んでいこう!という風向きになったというのが正しいのだと思います。
まとめ
発達障害と神経発達症に変わってきた理由は、その「診断ガイド」によるもので、国際的と日本との間で統一を図ることに理由があったようです。
そして、現在では、「発達障害」から「神経発達症」に変わってきている(浸透してきている)状況です。「障害」というネガティブな言葉から「症」に変更している点などが、細かに記載されている資料なんかもあります。
しかしながら、個人的な意見なのですが、案外に当事者からしたらどうでも良いことのようにも思えます。ただ、全く僕らの生活に関連しないというわけではないと思っています。それは、医師や専門家における言語統一は、その治療法や療育法の発展においては、重要なことだと思うからです。
かなり、難しい論文とかを飛ばし読みしたりしましたが、正直、よく分からないし、面倒だというのが僕だったんですね(笑)なので、出来るだけ分かりやすく、ポイントだけをお伝えしました。間違っていることもあるかもしれません。何かあれば教えて下さい…笑