成年後見制度

2026年5月、私は成年後見制度の後見人(権利擁護事業)として個人事業主で開業いたしました。

私には、17歳になる息子がいます。出会った当時はまだ5歳と小さかった息子も、今ではすっかり大きくなり、立派な青年へと成長しました。

当初は「妻といつまでも長く暮らせるように」「血のつながりを超える」というテーマを胸に日々を過ごしていましたが、息子が大きくなるにつれて、私自身の考えも少しずつ変化していきました。

それは、「親なき後」という未来を強く意識するようになったことです。

現在、息子には強迫性障害、知的障害、自閉症があります。将来、介護施設などに入所した際、一見すると我がままのように受け取られてしまったり、支援員の方々を困らせてしまう場面もあるかもしれません。

もちろん、親がいなくなった後の生活を少しずつでもイメージできるよう、本人への声かけや生活面での関わりなど、日々の努力は続けています。

しかし、親以外の「第三者の視点」から息子の生活や権利を守り、未来を形作っていくことも不可欠だと感じました。僕らがいなくなった世界での息子の幸せを考えないのは、無責任だと感じるようになったのです。

だからこそ、私自身が「成年後見制度」について深く学ぶ必要があったのです。

障害児の親として、子の未来にどう責任を持つか――。
そう考えた私は、社会福祉士としての学びや4年間にわたる研修を経て、成年後見人となる資格を取得いたしました。

そして今、想いは自分の息子だけにとどまりません。

世の中には、40代、50代、60代となっても親御さんの愛を受けながら暮らしている障害者の方々がたくさんいらっしゃいます。また、親御さんがいなくなっても、若いころの親の愛を支えに生きている障害者の方もいるのです。

「自分が亡くなった後、この子はどうなるのだろう」という親御さんの不安や、これまで注がれてきた愛情の形をしっかり受け継ぎ、サポートしていくこと。それが、社会福祉に関わる僕の使命のように思っています。

このブログでは、成年後見制度について多くの障害児・障害者ご家族にご理解いただくとともに、「親亡き後」をテーマに、「障害児の人生トータルのサポート」をテーマに考えを纏めていきたいと思っています。

また、私自身もまだまだ学びの途中です。
現在はファイナンシャルプランナー(FP)の勉強も始めております。お金や制度に関する知識をしっかり整理し、「障害者家族のお金」についても有益な情報をお届けできるよう準備を進めています。

そして、このブログで私が最も大切にしたいのは、「専門家」としてではなく、あくまで「同じ障害児を持つ家族」としての立ち位置です。

制度の解説にとどまらず、
同じ境遇にある仲間の不安に寄り添い、心強い存在となれるような発信を心がけて記載していきます。

このブログの中での成年後見についてのお話は、2側面で書いていきます。

1:親亡き後と成年後見制度(障害者家族向け)
2:制度の運用と後見人のサポート(後見人になられる方向け)

困ったことや不安なことがあれば、いつでも気軽に声をかけてくださいね。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。

成年後見制度の記事はこちら↓

タイトルとURLをコピーしました