我が家の我が家の息子は、小学校4年生頃から少しずつ放課後等デイサービスへ通うことが難しくなりました。
個別の手厚い対応が必要な場面が多く、
事業所から受入れを断られたり、
私たち親の側から通所を諦めたりすることも度々ありました。
現在は生活介護への移行を考えながら実習先を探していますが、就労継続支援B型という選択肢を考えるたび、「息子はどこまでやりきれるだろうか」と、拭いきれない不安や心配が付きまといます。
決して息子を信じていないわけではありません。
ただ、親としてどうしても慎重になってしまうのです。
ならば、自分が「息子の居場所」を作ろう。
そう決意して始めたのが農業でした。
もちろん将来的な社会貢献として、2〜3年後に「地域の就労継続支援Bの利用者さんへお仕事を依頼すること」や、「自ら就労継続支援B型事業所を立ち上げる構想」もあります。
けれど、私の原点であり一番の目的は、どこまでも「息子の居場所を作ること」なのです。
利用者は息子一人だけでもいい。
まずは息子に「働く喜び」を知ってほしい。
身近な一人を幸せにできなければ、他の利用者さんを受け入れたところで、きっとうまくはいかないと思うからです。
効率、生産性、企業価値。
世の中はそうした目に見える成果を求めがちですが、働く価値はそれだけではないはずです。
スピードが遅くても、生み出す数が少なくても、
そこに本人の思いが込められていれば、数値には表れない尊い価値が生まれます。
私が思い描く人の幸せは、とてもシンプルなものです。
太陽の下で汗を流し、
自然に触れながら働き、
「腹が減った」と美味しくご飯を食べ、
お風呂で身体を休めて、
心地よい疲労感と共に眠りにつく。
このサイクルの中にこそ、人間らしい幸せの本質があるのではないでしょうか。それは、健常者も障害者も関係ないのです。そんな居場所を障害のある方々に、そして何より我が子に届けることが、私の願いです。
その第一歩として、
私は父親に頭を下げ、
無償でネギ栽培の勉強を始めました。
夜は夜勤で家計を支え、
昼は成年後見制度の権利擁護事業を行う個人事業主として活動しながら、
畑仕事のノウハウを吸収する日々を送っています。
体力的には正直くたくたですが、
「親なき後」も息子が自分らしく生きていける基盤を作るため、今が人生の勝負どころだと感じています。
農福連携という挑戦がどこまで実を結ぶかは分かりません。
けれど、愚直に歩むこの道のりを、ありのままにお伝えしていきたいと思っています。
ここでは、その道のりを掲載していこうと思っています。
結果は失敗?かもしれませんが、その道のりを応援して抱けたら幸いです。
